【映画】スラヴォイ・ジジェクによる倒錯的イデオロギーガイド
元の記事
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「自らの可能性を探れ」
「自分らしく」
「満足のいく人生を送れ」などもイデオロギーである。
Wikipediaなし、登場する映画はamazonページの説明欄に載っています。
映画「ゼイリブ」の解説の箇所は、こちらのインタビューでも語られていました。
以下内容まとめ
飲めば飲むほど喉が乾くコーラの話。
字幕付きでアップされたものがありました
→ 彼が首相だったのは1990-1997年で、ハリーポッターのヒットが1997年なのが面白い(作者=J・K・ローリングはシングルマザー)
ハリウッド映画の恋人について
テーマが世界の終わりでも宇宙でも、恋人たちは絆を試されて
試練を乗り越える(ハリウッドに限らないが)
→ ジョセフ・キャンベルの神話の構造にもつながる??
集団生活とルールの話
映画「フルメタルジャケット」を例に
軍隊に下ネタが多い理由や、イギリスの寄宿学校でのいじめについて。
先輩から後輩へのイジメは過酷だが、先輩になったら彼らもそれを行う。
それをしなければ一員になれないかのように
アブグレイブ刑務所での事件も、その延長線上にあるという考察
イギリス寄宿学校の映画
リンゼイ・アンダーソン監督の「if もしも...」 →wikipedia
ところで、こちらの解説動画も面白かったです。
大文字の他者
「火事だよ!カワイコちゃん」ミロス・フォアマン(「アマデウス」「カッコーの巣の上で」などの映画監督)youtubeにあったが字幕なし。
https://www.youtube.com/watch?v=wn4l4oG7Ios
「大文字の他者」は建前のこと??ようわからん
終わりに
前作(倒錯的映画ガイド)よりもさらに難しくって、理解が全然追いついてません🙃 日常生活で、漠然と「こうしなくてはならない」と感じている義務感が、「それはイデオロギーなのかも?」っていう視点が持てたのが良かった。
堀江敏幸氏の小説「河岸忘日抄」にあった、幸せとは義務であるみたいなフレーズを少し思い出した。
前作はこちら
【映画】スラヴォイ・ジジェクによる倒錯的映画ガイド
元の記事↓
登場する映画はWikipediaに詳細が載っています。
本編がyoutubeにアップされていたけど、日本語字幕はなし(自分はDVDで見てます)
以下、内容をメモしたもの
第1部
"Dead of Night"「夢の中の恐怖」(日本語版見つからず)
腹話術が人形を殺したあと気絶?して、目が覚めたら、人形の声でしか喋れなくなっていたというエピソード。
第2部
>つい数日前の、最後にセックスした日も、自分が役者になったような気がした。文彦氏は、汗をかきながら自分でも不思議になるような格好をして「彼女」に「優しく」していたのだが、その時、ふいに「愛してる?」などとたずねられてしまったのである。
「男らしさとは逃避」とあったけどよく意味がわからん、、
(To confront subjectivity means to confront femininity.
Woman is the subject. Masculinity is a fake.)
第3部
人は嘘だと分かっていても騙される、という話
(映画「ドッグヴィル」を例に)
ファルス的な象徴(王冠、勲章とか)を身につけることで、無敵になったと感じる?👑
女装した男性のパワフルな状態を見ていると、カツラやハイヒールがそれに該当する気がするがどうか(女装した女性も同じく)👗👠
共産主義と裁判
イメージフォーラムの上映で見てDVDを購入したのですが、
友だちに「面白かったよ!!」ってオススメしたところ
「映画ガイドっていうか、この人が勝手にそう思ってるだけじゃん?」
という身も蓋もない感想をいただきました😇
「戦前」という時代
元の記事↓
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いまの時代が「新しい戦前」と形容されているそうですが(徹子の部屋のタモリ氏)、昭和の戦前はどんな様子だったのか、山本夏彦のコラムから抜粋してみました。
昭和4年(1929年)世界恐慌
昭和6年(1931年)満州事変
昭和8年(1933年)
昭和14年(1939年)ノモンハンで大敗
昭和20年(1945年)敗戦
昭和初期
・昭和5年はエログロ最後の年で、当時さまざまなサービスが行われていた。しかし満州事変以降なくなった。景気が良くなったからである
・円タクの運転手は50銭では応じなくなった。
・昭和2〜16年、一流会社の大卒の初任給は60円。給料が上がらないのは会社が物価と月給をスライドさせなかったから。山本が受かったという出版社は35円で、あまりに安いことは採用した編集長の様子から知れた。
昭和15年(1940年)国民服が店頭に飾られた。
>背広を着ていると、非国民のように見られるようになった。
昭和16年
・1月「商店法」改正により料理屋は9時閉店となった。注文は8時半まで。
・5月、東京中のタバコがなくなり配給制に。吸わない人にまで配給されるので譲ってもらうなど。
・9月「田舎町では木炭や薪で車を走らせていると聞く」
▶️ このころ出版社を始めたが実績がないため紙の配給を受け取ることができない。しかし和紙は統制外なので売買自由であり、各社の帳簿用紙で余っているものを集め、50冊を和紙で、2000冊を帳簿用紙で刷り、内務省への献本は和紙のものを渡した。
昭和17〜20年
・物資が困窮しても、変わった料理の店に行けば食べ物はあった。
フグ、食用蛙、猪、馬肉屋、どじょう屋など。昭和18年ごろ
・隣組の幹部は、油、果物、菓子に困らなかった。
・昭和17年4月18日、ドウリットルの空襲。このときは焼夷弾はほとんど使われていない(たぶん)
・昭和20年3月10日の空襲、それまでの空襲は高度が高く軍事目標が中心だったが、それ以降は違うと思い秋田に疎開した。
風俗、流行歌
当時の流行歌も紹介されている。
「わたしこのごろへんなのよ」「はあ小唄」「島の娘」「東京音頭」「ねえ小唄」(昭和6〜8年)
「忘れちゃいやよ」「皆さんのぞいちゃいやだわよ」「もしも月給があがったら」(昭和11〜12年)
「別れのブルース」「雨のブルース」「上海ブルース」(昭和12〜14年)
ブルースが流行しているということは、まだ当時は
西洋文化=鬼畜米英、ではなかったのだろう。
その他
ほとんどの書籍が絶版になっています。山本七平氏との対談本はkindle版があるみたい。
戦前の暮らしについては、コロナ禍での生活様式と全体主義の共通点を指摘した「暮らしのファシズム」(大塚英志著)も面白かったです。
追記(戦後について)
1950年 終値102円 6月から朝鮮戦争
1953年 終値378円 7月に停戦
1971年 終値2714円 ドル円=360円の固定相場が崩れる
戦後の初任給
>戦後間もない1949年は4223円。その後は上昇を続け、1959年に1万円台に。第一次オイルショックが起こった1973年には5万円台になった。
こちらもどうぞ↓
ドーパミン中毒(新潮新書)
アルコール依存はAAなどのグループに属することで治りやすいという話から、コミュニティと報酬の例がいくつか載ってて面白かった。
クラブ財
コミュニティの結束を「クラブ財」として説明してるのが新しかったのと、別の本の↓を思い出した。
服装、言語、特定の行動(日曜日の礼拝、決められたお祈り)は、コストなのでフリーライダーの参入を排除することに役立っている。
アイアナコーン「犠牲とスティグマの理論」は日本語訳されていないみたい
薬物と行動
もちろん脳内物質と薬物の関係も色々書いてあって
自由に行動できるラットは仲間を助けようとするが、ヘロインを自己投与できるようになると助けることに興味を持たなくなる(ドーパミンが報酬として役に立たなくなる)、とか
これまで行われてきた動物実験で「運動」として与えられていた滑車が、実はラットにとって中毒性のあるものだったのでは?という視点など。
2022年6月
元の記事↓
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そろそろアウトプットする時期かもしらんと思いつつ何作ったらええのんやろ思うてウロウロしている。過去に作ったものを並べてみると
2010年「強迫的な秩序についてのカエル」
これを作った後は、アニメ仕事をどんどん請け負って忙しくなっていった。自由奔放なカエル達のラストは社会に適合しますという意味だったのかもしれない
2015年「froggy」
なんか作らないとマズいのでは?って感じでけっこう無理矢理形にした感じで出来は良くないけど、義務感で作っても良いことないと分かったので良かった。
2019年「Body Obsession」
くり返し頭の中に浮かんでいたモチーフを使ったのと、思ってたことを全部出せたから、もうあまり外に向けて発信したいこともなくなったというか、結論は出たんだからもういいじゃん?という感じかなあ
試作?
デイトレ中に思い浮かぶフレーズをつないで、なんか面白い感じになるかしらと作った動画がこれで、作ったあとに「トレード中にネタを考えてしまい集中できない」となり2作だけでやめてしまった。
うさぎのシリーズ「ゆっくりトンプソン」は、作ってみたものの軌道に乗らず、。短尺動画は音声オフにして見る人が多い(自分もそう)だし、これはだめだろうという感じで中断したまま
ゆっくり音声でセリフ読み上げは面白いんだけどなあ。和音になったときの気持ちよさとか、内容はどうでも良くて言葉のリズムだけですごい嬉しくなるやつ